コンクリートのひび割れが目立つデザイナーズマンション。新築よりも新築らしく再生！

本物件は世田谷区に建つ全10世帯の分譲マンションで、築12年の比較的新しい建物ながら、外観にひび割れが目立ち始めていました。コンクリート打ち放し仕上げというデザイン性の高い外観は、経年による微細な劣化が視覚的に目立ちやすく、美観を損ねる要因となっていました。また、一部には以前施工された保護コーティングが残っており、劣化による剥離も確認されたため、部分的な下地処理が必要な状態でした。外壁全体の仕上がりの統一感を保つには、劣化部分と既存仕上げとの整合性を取りながら、全体を再構成する施工技術が求められました。新築から10年を過ぎ、資産価値の維持・向上を意識したタイミングでの適切な対応が、居住者の満足度とマンション全体の印象向上につながる重要な局面でした。

ひび割れの補修に加え、既存コーティングの剥離部分については下地から丁寧に処理を行い、コンクリート打ち放し特有の素材感を損なわないよう再仕上げを実施しました。美観と保護性能を両立させるために専用の撥水性クリア材を用い、外観の自然な風合いを活かしながら耐久性も確保。既存の仕上がりと新規補修部分との色差や質感の違和感を極力抑えるため、細かな調整を繰り返し行い、「新築よりも新築らしい」仕上がりを実現しました。住民からは「こんなにきれいになるとは思わなかった」「高級感が増した」といった声が寄せられ、建物全体の印象が大きく向上。築年数を感じさせない外観に生まれ変わり、物件としての資産価値と住み心地の両立を実現しました。

東輝建設の強みは、単なる補修にとどまらず、「デザイン性の再生」まで視野に入れた外装改修にあります。特に本件のように、コンクリート打ち放し仕上げの物件では、素材そのものの表情を活かしながら補修・美装を行う高度な施工技術が求められます。当社では、既存下地の状態を丁寧に診断した上で、最適な材料・仕様を選定。部分補修であっても全体の印象が美しくまとまるよう、色調・質感の調整に細心の注意を払います。また、居住者との丁寧なコミュニケーションを通じて、日常生活への影響を最小限に抑える配慮も徹底。「新築以上の仕上がり」を目指す姿勢が、当社の品質と信頼につながっています。